“Y+”に込めた願い
「いつかスペインに住みたい」
お好み焼き屋の店主になった私は、
今日も朝からシャンパンをあける。
海岸沿いに佇む小さな店には、
いつも人がフラッと立ち寄り、
好きなドリンク片手にたわいも無い会話に華を咲かせている。
抱いている妄想は日々具体化しているが、
間も無く私は半世紀という時間の旅を済ませようとしている。
1日に約6万回、人は選択を繰り返す。
そしてその8割がネガティブな選択だと言われている。
優先されるのは命の安全と自分を守る行動である以上、
これは通常の作用に違いない。
選んだ記憶すらない中で、
日常を過ごしている私たちを動かしているのは、
“無意識”なる膨大な経験と知識が蓄積された脳内で起きている、
いわば自動制御装置なのである。
脳は変化を好まず、平穏好きな安定主義者である。
とするならば、新たなチャレンジをするのに、
いかに労力が必要かは歴然。
だからこそ、人は何かに立ち向かう時、
これまでと違う選択をする時、
希望を抱きつつも莫大な不安に襲われてしまう。
夢を夢で終わらせた人、
最初から無理だと決めつけてしまった人、
希望いっぱいに前に進んでいる人、
平穏こそが幸せと笑顔を見せる人。
私は色んな人に出逢って、
様々な感情に触れてきました。
多くの人生ストーリーを聞きながら、
それぞれに持ち合わせているものに、
もっと選択肢を届けたら可能性って無限にあるのではないか?
ふと立ち止まった時、
偶然にも受けたセッションで自
分の心の内に眠っていた感情に触れました。
人の命には期限があります。
だからこそ、自分で選んで欲しいんです。
〜You are You〜
あなたはあなた。唯一無二の存在です。
もし別の視点があれば、
選択肢が他にあるのなら、
もっと自分に感動できるかもしれない。
アナタ(Y)に繋がる(+)何かを届けたい。
+の先にあるものは、
人や選択やモノ、
そして♾️の可能性です。
自由に選んで好きに生きる社会になって欲しい。
そんな願いを込めて名付けたY+。
どんな物語が綴れるのか楽しみです。